世界で一番好きな曲
こんばんは。すこchaです。
今日は自分が聞いてきた音楽の中で1番好きな曲を紹介します。
ジャンルは僕がよく記事として上げてきた日本語HIPHOPではありません。
この曲をきっかけに様々なジャンルの音楽を聞くようになった、
自分の音楽の感性を広げてくれた何年経っても自分が1番好きな曲です。
ボーカルはアリス・グラス。Crystal Castles(クリスタルキャッスルズ)という
カナダのエレクトロミュージックデュオの紹介をしていきます。
Crime wave
この映像を初めて見た時、その魅力に一瞬で引き込まれました。
当時エレクトロミュージック自体に興味が無かったんですが、
ボーカルのアリスの目、無機質なはずの電子音楽と変声機に篭る感情。
ここからクリスタルキャッスルズの音楽の虜になりました。
Crystal castles
2004年にイーサン・カスとアリス・グラスで結成されたエレクトロデュオ。
僕が1番好きな曲のこの「Crime wave」は2008年のもの。
同年アルバム(Ⅰ)から2年おきに(Ⅱ)(Ⅲ)とリリース後2014年にアリスが脱退。
2015年には新ボーカルエディス・フランシスが参加し今に至る。
この映像を初めて見た時、その魅力に一瞬で引き込まれました。
当時エレクトロミュージック自体に興味が無かったんですが、
ボーカルのアリスの目、無機質なはずの電子音楽と変声機に篭る感情。
ここからクリスタルキャッスルズの音楽の虜になりました。
Crime wave以外にも沢山の音源が残されています。
アリス・グラス
2014年、Crystal castlesを脱退後ソロとして活動を始めたアリス。
Q:どんな子供時代だったかについて聞かせてください。
A:けっこう寂しい子供時代だったかな。トロントの郊外に育って、両親は都市部で働いていたから、そんなに顔を合わせることもなかった。カトリックの学校に通わされたんだけど、両親はふたりともカトリックじゃなくて、何がなんだかよくわからなかったわ。たぶんアイルランド系カトリック教徒だったおばあちゃんを喜ばせるためだったんだと思う。おばあちゃんはアイルランドで育ったひとで、会うたびに「あなたの魂のためにお祈りを」って言ってた。私には妹がいるんだけど、妹は私のことが好きじゃなかったの。だから私はほとんど、自分で作り出した空想の世界でひとりの時間を過ごしてたわ。12歳のとき、郊外からセントラルに引っ越したんだけど、そこで初めて公立学校に通うようになって、支え合える友達ができた感じ。家で家族といるときよりもずっと愛されてる実感があったわ。
Q:ご両親は音楽好きだったのでしょうか?
A:両親が好きだった音楽はひどいものばかりだったわ。日曜日の晩ご飯の席でトニー・ベネットをよく聴かされたしね。トニー・ベネットの良さがまったく解らなかった。映画『アメリカン・ビューティー』のなかにもそんなシーンがあって、「わかる!」と思ったわ。両親はCDを2枚しか持ってなかった。トニー・ベネットを聞きながらのディナーは苦痛だったわ。
Q:音楽の才能があると気づいたのはいつでしたか?
A:才能があると気づいたんじゃなくて、孤独だった子供時代、私には音楽が必要だったの。町を歩きながら、考えついたメロディを歌ったりしたものよ。今でもそれは変わらずやってる。昔みたいにひたすら歩いたりはしないけど、頭のなかではいつも歌ってるわ。将来の自分を想像したことがなかったの。いつも憂鬱で暗くて、自分と未来というものを一緒に考えることがなかったのよ。最悪だったわ。
Q:14歳で家を出たわけですが、それは元々考えていた計画だったのでしょうか?
A:家を出たいという思いはしばらく燻っていたし、家は出ざるをえなかったのよ。あのときに出なかったとしても、そう長くは実家にとどまっていられなかったと思う。ようやく自分の場所を持ったとき、夜にホール(Hole)のデビューアルバムを聴きながら踊って、喜びに涙したのを覚えてるわ。家を出てしばらく、15だか16だかのときに部屋を借りるまでは、友達の家を転々としてたの。きっとウザかったと思うわ。家を出ても学校には通い続けてたんだけど、大変だった。大変だったけど、学校に通ってよかったと実感してたのよ。お金は、最初のうちは政府の学生福祉からの支援を得てたの。それとマリファナを売ってお金を作ってたわ。
Q:あなたは性的暴行やDVに関して果敢に意見を口にしていますが、有名人としてそれを自らの使命だと感じていますか?
A:自分の経験を話すことで「私と同じような状況に立たされようとしている人たちのためになれるかもしれない」と思うの。恋人との関係を改めて見直してみて、深みにはまる前にもう一度考えてみるきっかけになれるかもしれないって。14歳のときに、尊敬する女性アーティストが自身のトラウマについて公言してくれていたら、もしかすると私は今でも心に残るこの傷を、負わずに済んだかもしれない。気づいたらあんな状況に立たされていた——私はそれについてメッセージを発信したいとずっと考えていたの。自分をさらけ出すことへの恐怖も克服したかったしね。そこを乗り越えたら、過去と向き合うのが少し楽になったわ。
Q:自分をアリス・グラスと名付けたのはなぜだったのでしょうか?
A:本名はマーガレットなんだけど、誰も私のことをマーガレットなんて呼ばなかったのよね。両親はマーゴって呼んでた。たぶん、その方が洗練されてフランス人っぽかったからだと思う。マギーって呼ばれたいと思った時期もあったけど、結局はその響きにも違和感があった。パンクのコミュニティに関わり始めると、ほとんどのひとが名前を変えるんだけど、私は他のパンクガールたちほどハードコアじゃなかったのよね。なかにはバニーとかパピーなんて名前をつけてるひともいたわ。ある日、友達とドラッグストアでよくある名前が刻まれてるバッジが売られていたのを見て、ひとつ万引きしたの。私が取ったのは「アリス」で、友達のは「ベティー」だった。そのあと、ダウンタウンでその友達とマリファナを吸ってたら警察が現れて、「何をしてるんだ」って訊いてきた。名前を訊かれたんだけど、身分を証明できるものも持ってなかったから、バッジにあった「アリス」を名乗ったの。私はライダースジャケットの胸ポケットに結構な量のマリファナとマジックマッシュルームを持ってたのね。汗を隠すのが大変だったのを覚えてるわ。でも警察は私の名前も私の話も信じて、その場を去っていった。そこで私は「アリスはラッキーネームだわ」って思って、それ以来アリスと名乗ってるというわけ。「グラス」は、大好きなマンガ『Love and Rockets』の登場人物、ホーピー・グラスから取ったのよ。
Q:音楽の世界でもっとも好きな点は何ですか?
A:変わり者の味方になれること。
Q:音楽の世界で嫌いなところは?
A:キモいひとが多いこと。音楽業界にいる男がみんなレイプ犯だとか、ひとの尊厳を傷つけることを厭わないひとばかりだとか、そんなわけではないんだけど、でも音楽業界って痛みや傷を持った若いひとがたくさん入ってきて、だからこそそういう若者の音楽への情熱を利用してやろうとする人もたくさんいるのよ。
Q:アーティストとしての目標は?
A:自分の感情や経験、そして自分自身を、可能なかぎりクリアに、そして可能なかぎりパワフルに表現できるようになること。
Q:人生においてもっとも大切なことは?
A:過去にとらわれてしまうことで未来を台無しにしないこと。好きな人たちとの時間を大切にして、正しいと自分が信じる道をいくこと。
こちらの記事にアリスの音楽に対する考えなどのインタビューが紹介されています。
そこからの一部抜粋。
Crystal castlesで衝撃を受けて、その魅力に引き込まれて
アリスのソロ活動での音源も未だにそれは変わらず感動します。
彼女自身が音楽で表現しようとしてるメッセージにこれからも
注目していきたいと思います。