お金を支払うどころか、大金を貰って引っ越しをしたという珍しい体験談
おはようございます。すこchaです。
引っ越しの方がだいぶ落ち着いて、新居で落ち着きすぎてブログの更新を怠っていました。
さて、題名にも書きましたが今回僕が引っ越しをした理由は自発的ではなく
「非常に珍しいケース」で引っ越しをお願いされたからです。
今回の記事ではその珍しい体験談を紹介していきたいと思います。
借りていた賃貸住宅のオーナーが変更
当時住んでいた賃貸住宅は、立地条件がとても良く
駅まで徒歩15分、スーパーとセブンイレブンまで徒歩1分。
車での移動も行きたい場所に多方面に行けるという素晴らしい場所でした。
この賃貸には5年ほど住んでいたのですが、本当に突然1通の封書が届きました。
「この度、この賃貸住宅の管理会社が変更になるので家賃はここに振り込んでください」的な内容でした。
簡単な話し、賃貸住宅の建物自体を別の不動産会社が買い取ったということですね。
そんな事はまぁまぁあるのかな・・・よくわからないですが、別に変に考えることも無く新しい振込先に家賃を振り込んでいつもと変わらずに生活していました。
突然の来訪者、こわもての男登場
そのお知らせの封書が届いて2週間くらい経った頃、家に誰かが訪ねてきたので出てみると外には見たことの無い高級外車、ドアの前にはこわもての白いスーツの男性。
「突然失礼致します。新しくここのオーナーになった会社の取締役の〇〇です。」
どうやら話しを聞くと買い取った物件の住人に挨拶回りをしているとのこと。
そして買い取った経緯を話し出したと思ったら、驚きの発言。
「長い目で見て、ここを立ち退いていただきたいと考えております。」
ビックリですよね。
突然管理会社が変わったと思ったら急にこわもてのおじさんが来て立ち退いて欲しいというぶっ飛んだ話し。
理由としては、賃貸住宅の建て替えによる立ち退きのお願いということでした。
期間は半年から1年を目処にしていて、転居の際に掛かる引っ越しや新しい物件の諸費用等は出すので、その物件をうちの管理物件から一緒に探して行きたいということ。
その際前向きに協力された方には謝礼として3万円~5万円を考えているとのこと。
最初の挨拶の時はそういう話しと連絡先を渡されて終わりました。
急いでグーグルで立ち退き関連に関して調べてみた
まずこんな経験はしたことが無かったので、一瞬頭が真っ白になりました。
引っ越しをしなきゃいけない、新しい物件を一緒に探していく、謝礼少なくね?
などなど一人で考えても不安要素しか生まれてこなかったのでまずはぐぐる。
調べてみてわかったことは
●立ち退き依頼の報告から実施までの期間は半年~
●建物建て替えによる立ち退きは正当な理由にならない
●立ち退き謝礼などは相場が決まっていない
●交渉等に自信の無い場合第三者を間にいれての話し合いが理想
●立ち退き専門の弁護士に依頼するのが安全
なるほど。
確かに実施までの報告期間は守られていますが、建物建て替えの理由は正当ではない。
さらに立ち退き謝礼には相場が決まっていない。
これは勝った!そう思いました。
そして新オーナーが挨拶に来たその日に、1週間後に立ち退きに関して詳しくお話しをしたいので時間を作っていただきたいとこちらから連絡しました。
1週間で話し合いの武器を揃える
まず、交渉というか話し合いには自信があるので立ち退き専門の弁護士依頼や第三者を間に入れる考えはありませんでした。
そこに費用をあてるくらいなら自分でさっさと動いた方が早くてうまい。
当時住んでいた物件に近い家賃で、うちのにゃんこが遊べる専用庭付き、職場からの距離も近くなる条件で自分で物件探しを始めました。
相手側は自分の管理する物件から一緒に探して行きたいという話しでしたが、今まで住んでいた物件を買い取ってまで立ち退きをお願いしてくるような管理会社の物件に住むのは嫌です。
いくつかの物件をピックアップして早々に内見の依頼を済ませて、見事に素晴らしい物件を1件見つけたので諸費用の見積もり作成の依頼をしました。
今回お世話になった仲介業者は「minimini」さん。
そして担当してくれた営業の方が運良く主任さんだったので、立ち退き依頼関連の話しを相談して見積もり作成していただきました。
鍵をちょっと高級なやつに変更してもらったりクリーニングもちょっといいやつみたいなのに。
諸々の諸費用が35万円ちょっと。
主任さんというだけあって話しをすぐに理解していただきとてもよくしてくれました。今回の件でかなり信頼できる営業の方にあたって本当に良かった。
そして次は引っ越しの見積もり作成。
実費で引っ越しをする場合は引っ越し侍みたいな一括見積もりサイトを使うのですが今回は費用負担は無いので「サカイ引越センター」一択。
担当してくれたサカイの営業マンは本当にダメダメなタイプでしたが問題なし。
費用は10万までで考えていてサカイさんしか見積もり依頼していない事を話すと金額はなんと9万9千円。
笑いましたwなんでやねんw単身でこの荷量でなんでやねんw
今回は費用は向こうが負担するので問題ないですが、引っ越しを考えている方は見積もりサイトやもっと安く引っ越す方法はいくらでもあるので注意して下さい。
ということで 僕は1週間で転居先物件とそこへの引っ越し見積もり書を作成していただき、話し合いに臨みました。
いざ話し合い。2人で来たこわもての男。
話し合い当日、なんと向こうは2人で来ました。正直怖かった。
もう1人は管理会社の物件担当の方。
その状況で話しを切り出すのはなかなか辛かったですが、本題を持ちかけました。
「立ち退きに関しての話しなんですが、この1週間で新しい転居先の物件と引っ越しの見積もりを取って頂きました。あとは立ち退き謝礼の金額次第で本契約したいと考えていますが、建物建て替えによる理由は正当な理由にならない点と、自分の生活に関してのことなので前向きに協力してきてこの短期間でここまで進めたので謝礼は諸経費とは別で現金50万円をいただきたいと考えています。この条件で無ければ今後立ち退きに関しての話し合いには一切応じず弁護士に全権委任しようと考えています。」
ズドンッと言い放ちました。
物件管理会社の方はポカーンとしていましたが新オーナーの方は少し考えた様子の後に
「承知しました。このお話しで進めさせていただきます。」との返事。
最初に言ってた謝礼3万~5万とはいったい何だったのか。
結構早くにOK出たからもしかしたら100万円くらいいけたんではなかったのか。
そう思いましたが、諸費用+謝礼と家賃やら帰ってくるお金で合計120万円程いただく形になったので充分満足しています。
しっかりと念書という紙を作成していただきお互いにサインを交わして
無事に新居に引っ越すという形になりました。
今回相当珍しいケースに遭遇したと思うのですが、本当にラッキーでした。
今はネットで調べれば何でも出てくる時代です。
この話し合いで弁護士依頼などもしなくて済んだので、こういうケースもあるという体験談を記事にしてみました!
それではまた引っ越し先で色々購入した商品のレビューなどしていきます。
ここまでご覧頂きありがとうございました!